
どのくらい使っているかの通信量を見てみたら、なぜか2GB以上の通信があるんだけど・・・。
ギガがかさむと料金も上がるから、なんとかしたいんだよね。

通信事業者に問い合わせをかけても、どこに通信しているのか、なぜ通信が発生したのかは教えてくれません。(個人情報保護の観点などから)
であれば、自力でトレースして原因を掴むほかないでしょう。
- 発生事象について割と目撃します
- トレースして、どのアプリが4G・5G回線で通信したのか確認
発生事象について割と目撃します
楽天モバイル関連のツイッターつぶやきなどを巡回していると、

楽天モバイルを使っていて、Wi-Fi接続しているのにもかかわらず、モバイルデータ通信が消費されてしまった・・・
なんて記事を見ます。
楽天モバイルの回答も、

・Wi-Fiが切断される事象があるので、そのときに通信しちゃった?
・個人情報に関わるので、通信履歴などの詳細は教えられない
との回答になるようで、いまいち解決に至っておらず、「#楽天モバイル被害者の会」というハッシュタグまで出てきていました。。
自分自身、楽天モバイルをサブケータイとして1年以上使っていますが、そのような事象に遭遇したことが今までに無く、どうしてなのかな?と疑問に思っているのが現状です。
トレースして、どのアプリが4G・5G回線で通信したのか確認
通信事業者へ訴求するネタを集めないと戦えないので、まずは通信元を絞らなければ、ですね。
トレースアプリを利用して通信をトレースしてみましょう。
Androidユーザーの人は
Androidに搭載されているツール
Android OSに備えられているデータ量監視ツールも使える事が分かりました。無料アプリなどの監視ツールについては、バックドアなどのリスクを考慮すると使いづらいところもありますので、できるなら純正ツールを使用したいところですよね。
Android OS 11を使用している事を前提にキャプチャを取得しています
「設定」を開きます

「ネットワークとインターネット」を開きます

「モバイルネットワーク」を開きます

上部に表示されている通信量が、測定期間内で使用した通信量です

アプリ毎にどのくらい使用しているのか確認するには
「アプリのデータ使用量」を開きます

ここで表示されている各アプリケーション毎の容量表示が、測定期間内で使用した通信量になります。

測定期間のリセット日の設定をするには
「アプリのデータ使用量」内の歯車アイコンか、「モバイルネットワーク」内の「データ使用量の警告と制限」を開きます

または

「モバイルデータの使用サイクル」を開きます

デフォルトでは「31日」が設定されています。毎月1日から計測をスタートしたい場合は、「1」を選択しましょう。

戻ると、測定のスタート日が設定した日からスタートするように変化しています。

警告量を設定するには
「データ使用量の警告と制限」画面で「警告するデータ使用量」を選択して設定します。

「データ使用量を警告」のスイッチがONになっていないと設定ができませんので、注意です。
データ使用量の制限をするには
この設定を有効にすると、スマートフォン上で計測されたモバイルデータ通信が制限量を超えると、自動的にモバイルデータ通信がOFFになります。
その場合、Wi-Fi環境下以外では通信ができなくなりますので注意が必要です。
この設定を行った場合は、設定を実施した!という意識を持っていてください。

急に使えなくなった!
って思って、楽天モバイルのせいだ!という話になりかねないので・・・。
そういえば、設定してたなぁと思い返すネタを用意しておきましょう。

私は、警告だけで十分だと思うな。
「データ使用量の警告と制限」画面で「データ使用量を制限」を選択して設定します。

警告が出ますので、確認してOKを押します。

「データ上限」が設定できるようになりますので、容量を設定します。

iPhone、iPadユーザーの人は
iPhone、iPadユーザーの方はOS側にアプリ毎のモバイル通信量がどのくらいあったのかを調べることができる画面が用意されています。
特別なツールを使用する必要はありません。
「設定」を開きます

「モバイル通信」を開きます

「モバイルデータ通信」枠に現在のモバイルデータ通信量が表示されます


アプリ単体でどのくらいモバイルデータ通信を使ったのか、データが分かるね!
統計情報をリセットして、今の状況を蓄積しよう

画面一番下に統計を開始した日付が記録されています。意識していなければ古い日付になっていると思いますので、現在の状況を把握するために統計情報をリセットしましょう。
ある程度の期間使ってみて、使用量を把握する
1日~1週間ほど、リセット後にスマホを通常通り使ってみて、もう一度統計情報を見てみましょう。
ここで大きなデータ通信をしているアプリがあれば、そのアプリがデータ量を多く使っているアプリです。
アプリを使用しているときにどういう状況だったのか、を思い返してみると原因が分かる可能性があります。
設定の小技など(Android)
データセーバーを設定してバックグラウンドの通信をしないように設定する
データセーバーとは、バックグラウンドの通信を行うアプリについて、モバイルデータ通信に限り通信しないように抑制する機能です。この設定を行うと、通知などが来なくなります。
※後述しますが、バックグラウンド通信をしたいアプリはデータセーバー対象外にする事で通知などの情報は来るように設定ができます。
「設定」を開きます

「ネットワークとインターネット」を開き、下部の「詳細設定」を開きます

「詳細設定」⇒「データセーバー」を開きます


「データセーバーを使用」をONにする事で、データセーバーが働きます。

このアプリだけは通知などがほしいから、対象外にしたい!って時は

LINEとかTwitterとかの通知、来なくなるのは困るんだけど。
というご意見には、「アプリ毎にデータセーバーONの時にも無制限に通信する」設定項目が存在します。
「設定」⇒「ネットワークとインターネット」⇒「データセーバー」を開きます。


「モバイルデータの無制限利用」を開きます

ここで、通知などのバックグラウンド通信を許可したいアプリについては、ONに設定をしましょう。

これで、モバイルデータ通信中でも設定したアプリはバックグラウンド通信を行うため、通知などは届くようになります。
以下の方法でもアプリ毎に設定が可能です。
「設定」⇒「ネットワークとインターネット」⇒「モバイルネットワーク」⇒「アプリのデータ使用量」を開き、設定したいアプリを選択します

「無制限のデータ使用」をONにします

これで、モバイルデータ通信中でも設定したアプリはバックグラウンド通信を行うため、通知などは届くようになります。
設定の小技など(iPhone)
アプリ毎にモバイル通信をしないように設定する

Wi-Fiでしか使用しないし、無駄に通信量が多くなるのは嫌だ。
といった人には、設定でモバイル通信をOFFにする事ができます。
「設定」⇒「モバイル通信」⇒下部のモバイルデータ通信欄の各アプリスイッチ

モバイル通信を行いたくないアプリの、ON/OFFスイッチをOFFに設定することで、そのアプリはモバイル通信を使用できなくなりますので、データ通信がかさむことはなくなります。
アプリの更新が自動で行われている場合

アプリの更新?そんなの通知来たことないなぁ。
アプリの更新について、設定で自動更新がONになっていると、モバイル通信を使ってアプリの更新が勝手に実行されている可能性があります。
その場合、以下の手順を踏むことで自動更新をOFFにする事が可能です。
全てのアプリで「Appのバックグラウンド更新」を無効にしたいときは
「設定」を開き、「一般」を開きます

「Appのバックグランド更新」を「オフ」にします




これでアプリの自動更新が実行されることはなくなります。
全てのアプリで「Appのバックグラウンド更新」をWi-Fi使用時のみにしたいときは
「設定」を開き、「一般」を開きます

「Appのバックグランド更新」を「Wi-Fi」にします




これでアプリの自動更新はWi-Fi接続時のみに実行されるようになります。
アプリ毎に「Appのバックグラウンド更新」を管理したいときは
「設定」⇒「一般」⇒「Appのバックグラウンド更新」が「Wi-Fi」、「Wi-Fiとモバイルデータ通信」になっている場合に設定可能です。
「設定」画面下に各アプリが表示されているため、設定を行いたいアプリを開きます

「Appのバックグラウンド更新」のON/OFFスイッチを「OFF」にする事で、そのアプリは自動更新がOFFになります。


アプリの中には、Appのバックグラウンド更新自体の項目がないものもあります。
その場合は、一括でOFFしか選択肢はないです。。
最後に
いかがでしたでしょうか。
通信事業者へ訴えるネタとして、自分のスマホでどのような通信をしているのかを把握するために自分自身で行える理論武装用の手法について記事を書きました。
単純に訴えるよりも、こちらの方が原因追及や訴求が捗ると思います。
少しでもお役に立てたら幸いです。
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